子育てと仕事と家事と…

3足のわらじを果敢に履きこなそうとする日々の記録

話題の本を読みました

「君たちはどう生きるか」を読んだ。前から気になりつつ、図書館で借りたらいいやと思って予約していた(待ち人数60人(゚д゚))。でも昨日、ふと時間ができてスタバが入るショッピングモールでこの本を迷いつつも買い、読んだらアマゾンでそっこー売ろう!高く売れるはず、と思いながらスタバに入ったのだけど。読み終えた今、何度も読み返したくなっている。

話題の本、ってだけでミーハー感半端なくていやだけど。話題になるほどの本はやっぱり話題になるほど素晴らしかった。人としてどうあるべきか、どうあっていいのか、という事が良く分かる。すごく当たり前のことが書いているようで、すごく難しいことでもあり。とてもちっぽけなようで、かなり壮大な世界がつまった1冊。

これから何度となく読むし、娘が字を読めるようになってきたら一緒に読みたい。

この本を読んだ今の私が感じた事。
・世界の偉人伝も読みたい
・親子の関係について。たとえ自分の親であれ、ちゃんと「オカシイ」と思っていい。そう思った自分の気持ちを大切にしていい。そう感じた気持ちを無視しちゃいけない。
・自分がいまここに成り立っているのは見えないいろいろなものがつながっていることは知っていたけど、大人だから。食料経済について勉強中なのでもっと深めていきたい。そして、人として、栄養学を志すものとして、どうあるべきか?考えて、実践したい。
・心が喜ぶことはなにか?自分の心の声を無視しない
・私の暮らしがどこからきてるのか気持ちを向けたい、コペル君の網目の法則
・どんな生産的なことをしているんだろう?わたし

まさか。こんなにも感動するなんて。

本を読みながら、終始2つのことを思い浮かべていた。
1つはミスチルの「タガタメ」という歌。この歌の歌詞のなかで
【左の人 右の人 ふとした場所で きっと 繋がってるから】
【片一方を裁けないよな 僕らは連鎖する生きもんだよ】

もう1つは高校時代の同級生で友達のさえちゃん。いまはきっと世界のどこか、たぶんシンガポールに住んでるんだろうけど。私たちが28歳くらいのとき、彼女がいっていたこと、ひたすら私に話していたことの話が、ようやく腑に落ちた心地。彼女はいまどうしてるかな。彼女にはこういう世界がみえていたんだな、今になりようやく私にも見えてきた。1冊の本のおかげで、よりクリアに。

「健康の社会格差」と「国際栄養」というのが私のいまおかれている栄養学に関わる場所でのキーワードになってる。翻訳では食料経済や世界の食糧事情に関する内容を翻訳している。つまり、国際栄養関連だけど。

いろんなことがつながってく。どんどん。親となった今、子どもも巻き込み考えてかなきゃいけない。問題意識の低かった私を過去にしないといけない。今こそ。